自分が悪者になってしまったとしても自分を責める必要はない

人生

生きていて他人を傷つけてしまったことはないだろうか?
他人を傷つけてしまったとき、自分はずっと罪を重く受け止めないといけないのか?
今回はこのことについて考えていこう。

自分以外の全人間の味方になることは不可能

人間生きていたら絶対に誰かしらの悪者になってしまう。


「悪者になろうと思ってなくてもなってしまった」これはもう仕方のないこと。
そこでいつまでも「あぁ~あの人に酷いことをしてしまった」と思っていてもなにも良いものは生まない。


「自分はなんてダメな人間なんだ」「最低な人間だ!生きてる価値なんかない」なんて考えしか生まない。

もし悪者になったら生きちゃいけないという世界になったとしたらきっと全人間が生きることはできない。


自分の人生を生きてる人は絶対に誰かに迷惑はかけてしまう。
「あの人の迷惑になっちゃうからこれはしないでおこう」「これをしたらあの人に嫌われちゃうからやめておこう」


そういったことを気にして生きていたら自分の人生を生きることはできない。

自分の人生を生きて批判してくる人なんか絶対にいる。どんな有名人でも必ず批判する人はいる。

作品に高評価しかない作品なんか存在しない。だから気にしてはダメ。悪者になってしまうのは仕方がない。


自分の人生を生きないで他人の人生を生きる方が辛い。

自分の人生を生きて批判をしてくる人にフォーカスを当てるより自分を支えてくれる人にフォーカスを当てた方がより良く生きれる。

悪者になってしまっても前を向いて生きるしかない

人生の目的が「他人の役に立ちたい」という目的なのであればそれは他人のために生きているのではなく、自分の目的達成のために生きているので決して自分の人生を生きていないというわけではない。

自分が悪者になってしまっても時は止まってくれないし、やり直そうとして戻ることもできない。


人は今しか生きられない。人は今からしか変われない。なら今から誰かのヒーローになればいい。誰かのヒーローになることができれば、あなたに救われた人は一生あなたをいい人と思ってくれる。


悪者でいた自分は過去だけ。過去の自分は今の自分には関係ない。

今からヒーローになるための行動をし続けていたら、気づけば周りがあなたをヒーローだと思ってくれる。

「あの人前までは悪者のような人だったけど、最近はヒーローのようにいい人だ」

認識が変わるその時までヒーローになる努力をする。そうすることで自然と自分の人生に価値が生まれる。

自分を責めてしまうあなたへ

責めた先に生まれる未来は決していいものではない。責めたら状況が悪化するだけ。

「自分はなんて最低な人間なんだ」と責めて毎日泣いていたって誰かが笑顔になることはない。


罪悪感はたくさんあるだろうけど、それをずっと背負って生きていてもなにも変わらない。

周りの人には確かに悪者だと思われてるかもしれない。けどそれを今後ずっと気にして生きてもいい気分はしない。「だから死のう」と思ってはダメ。死んだって周りはいい気分にはならない。

死んでしまいたいほどに生きるのが辛いのなら環境をすぐさま変えた方がいい。
その環境では自分は悪者になってしまったかもしれないが、新しい環境では自分はまだ悪者になんかなっていない。


また新たな自分としてやり直すことができる。

この世に環境なんかとんでもない数存在している。たった一つの環境で悪者になったからといって命を落とすのは勿体ない。

ただ環境といってもそう簡単に変えることは難しいかもしれない。環境を変えるのが難しいと思えているのは変える環境の規模がデカいから。(学校とか職場とか)

学校とか職場にも環境はたくさんある。

そこにいる人達全員に自分は悪者だと思われているのか?
きっとそういうことは少ないと思う。誰か1人ぐらいは自分の味方でいてくれる人がいるはず。
自分はその味方だと思ってくれている人とずっといればいい。
そこは二人だけの環境。それ以外の環境なんか視野に入れなくていい。味方だと思ってくれる人だけを視野に入れればいい。


そこにいないのなら環境を広げてみる。学校や職場がダメなら自分が住んでる市、それがダメなら県、それがダメなら国と。

どこかしらに自分の味方でいてくれる人はいる。
味方が見つかったらあとはその人だけを視野に入れて生きればいい。

まとめ

  • 悪者になってしまうのは仕方のないことだから自分を支えてくれる人だけをフォーカスに当てる。
  • 過去は関係がなく、人は今から新たな人に変わることができる。
  • 環境を広げていって味方を見つけ、味方が見つかったらその人だけを視野に入れて生きればいい。

悪者になってしまった過去はもう気にせず、今から新たな自分に変わる努力をする。
味方だと思ってくれる人を大切にしよう。

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